ショパールとミッレ ミリア
「世界で最も美しいレース」を駆けるパートナー

2016年5月23日 ブレシア(イタリア)
1988年、ショパールは初めて、世界有数のクラシックカーレースの祭典であるミッレ ミリアレースのサポートに加わり、
同年、「ミッレ ミリア」ウォッチコレクションを発表しました。

以来、ショイフレファミリーは、毎年このブレシアからローマの往復路の1,000マイルを駆けるレースに参加しています。
今年(2016年)は、450台のビンテージレースカーが参加し、
ブレシアの街中のヴェネツィア大通りに設置されたスタート地点から次々と出発しました。
参加したすべての車は1927年から1957年に製造されたビンテージカーで、メーカーは71にのぼります。

計り知れないほどの価値を持つこれらのクラシックカーが、ミッレ ミリア(イタリア語で1,000マイルの意味)の文字通り
"1,000マイル"の古代ローマ時代から延々と続く素晴らしい景観のルート上で競い合いました。
ショパールは、ワールドスポンサーとして、そしてオフィシャルタイムキーパーとして、
"la corsa pìu bella del mondo(世界で一番美しいレース)"と謳われる伝説のミッレ ミリアレースの
長きにわたる忠実なパートナーを務めています。

ミッレ ミリア 2016

5月19日 午後2時30分、天候は快晴――
450台のクラシックレーシングカーが、ブレシアのヴェネツィア大通りからスタートし、第34回のミッレ ミリアレースの火ぶたが切って落とされました。全行程4日間におよぶこのレースは、ヴェローナ、リミニ、サンマリノ、ローマ、シエナ、フィレンツェ、パルマなど30以上の町を巡り、ブレシアのスタート地点へと戻ります。熱狂的な地元のファンや招待客に見送られながらスタート地点を後にしたドライバーたちは、コースの沿道に陣取った何千人もの観衆からの熱い声援を浴びながら、レースを展開していきます。
ミッレ ミリアは、世界各国から集まったクラシックカーの愛好家たちが一同に会する一大イベントで、年を追うごとに新たな国々からの参加者が増えています。この伝説のレースの優勝を目指して、今年は40か国におよぶ国々からレースの参加者がありました。

ショパールの共同社長カール-フリードリッヒ・ショイフレは、今年も例にもれず、古くからの友人で元F1ドライバーのジャッキー・イクスとチームを組み、自らレースに参加しました。二人は、ショパールとポルシェモータースポーツとのパートナーシップに敬意を表し、ポルシェ博物館から借り受けたポルシェ 550A スパイダー RSに搭乗しました。
このビンテージカーは1956年に製造されたもので、モータースポーツの歴史上、特に貴重な一台となっています。

著名なテノール歌手でショパールとの親交が深いホセ・カレーラスの息子であるアルベルト・カレーラスは、ジョルディ・パスクワルと共に、ショイフレファミリー所有のメルセデスベンツ 300 SLに乗り込みました。

mille miglia 2016の会場の様子
mille miglia 2016の会場の様子

ショパールとミッレ ミリア
情熱が結んだ
世紀のコラボレーション

ショパールとミッレ ミリアレースの関係は、ショパールが、パートナー兼オフィシャルタイムキーパーの二役で参加した1988年のレースに端を発します。今日の両者のゆるぎない絆は、カール-フリードリッヒ・ショイフレのクラシックカーへの真摯な情熱の賜物といっても過言ではないでしょう。彼の発案によって、ショパールは、伝説のミッレ ミリアレースのメインスポンサーとなり、自動車業界と深く関わりを持つ初めての時計宝飾ブランドのひとつとなりました。カール-フリードリッヒ・ショイフレは、この歴史的なコラボレーションを当然の結果であると述べています。
「上質な車の愛好家は、しばしば上質なタイムピースをこよなく愛します。その逆もまた然り。どちらにおいても、スポーティなエレガントさと優れたパフォーマンスが最も大切な要素なのです」。
湧き上がる感動とファインメカニズムへの愛着、そしてパフォーマンスへの飽くことなき挑戦という共通の思いを抱く時計と車の2つの分野が結ぶ真の絆によって、メゾンを代表する人気のスポーツウォッチコレクションが誕生したのです。
「ミッレ ミリア」ウォッチコレクションは、毎年のレース開催時に、新たな限定シリーズを発表しています。コレクションを継続的に毎年発表するという偉業は、ショパールの共同社長であるカール-フリードリッヒ・ショイフレにとって、初めてミッレ ミリアとパートナーを組んで以来続く、時計メゾンとしての「もうひとつのレース」ともいえるでしょう。

5月18日、ショパールは、メゾンと親交の深いゲストや友人120名を招待して、ブレシアの中心街にある有名レストラン「リストランテ・ラ・ソスタ」でウェルカムディナーを開催しました。

翌日、ゲストとドライバーたちは、ヴィットリア・ホテルにある「ショパール レーシングクラブ」に会し、ビンテージカーのエンジン音が鳴り響く熱気みなぎる雰囲気の中、レース前の心躍るひと時を楽しみました。

午後2時半ちょうどに、ミッレ ミリアのイベント開催委員会により選抜された1923年型ベントレーが、ヴェネツィア大通りのスタート地点のランプから、最初の出走車として出発しました。これを皮切りに、総勢450台のビンテージカーが続々とスタートを切り、イタリアの素晴らしい景観を走破する1,000マイルの伝説のレースが幕を切って落とされました。

5月22日の日曜日、最初の出走グループが無事にヴェネツィア大通りのスタート地点に帰還し、ゴールを切りました。今年の優勝者は、1931年型のアルファロメオ 6C 1750 GS ザガートに搭乗したイタリアのアンドレア・ヴェスコとアンドレア・グェリーニのチームで、昨年のレース結果の2位から浮上し、今年はめでたく優勝を獲得しました。第2位に着けたのは、1926年型 O.M. 665 スペルバ スポーツ2000 CCに乗り込んだイタリアのエレーナ・スカラムッツィとルカ・パトロンのチーム、第3位には、ステファニア・ビアッカとジョルダーノ・モッツィのチームが、1933年型アルファロメオ 6C 1500 グランスポーツを駆って、ポディウムを獲得しました。

mille miglia 2016の会場の様子

ミッレ ミリア 2016 XL レース エディション
ショパール クラシックの偉大なるビンテージスピリット

ショパールとミッレ ミリアレースの長きにわたるパートナーシップが、「ミッレ ミリア」ウォッチコレクションを誕生させました。毎年レースの開催時に合わせて、新たな限定ウォッチモデルが発表されています。

「ミッレ ミリア」は、メゾンを代表するコレクションで、レース開催ごとに新たなウォッチが加わり、充実したラインナップを特徴としています。スポーティかつ雄々しいデザインに、高精度のムーブメントを搭載した、メゾンを代表する「ミッレ ミリア」コレクションは、現代的なウォッチメイキングのシーンにおいて、壮麗なクラシックスタイルを確固たるものにしています。今回発表された「ミッレ ミリア 2016 XL レース エディション」は、1,000ピースのステンレスモデルおよび100ピースの18カラットローズゴールドモデルの限定エディションとなっています。ウォッチの心臓部「エンジン」となるムーブメントには、ショパールの新作であるCOSC認定クロノグラフムーブメント、03.05-Cキャリバーを搭載しています。タキメータースケールを周囲に配した文字盤の上に、美装を凝らしたビンテージカーのダッシュボードを再現し、高い視認性を誇る大型のインデックスとルミノバ仕上げのハンドを採用しました。50m防水機能を備えた頑強な46mmの大径ケース内には、「ミッレ ミリア」シリーズ最大のリストウォッチ用クロノグラグムーブメントが収められています。レーシングカーのボンネットを彷彿させるレザー製のタイダウンストラップには、丹念にユーズド加工されたSuportlo® のカーフスキンレザーを採用し、伝説的なミッレ ミリアレースのスピリットを体現しています。

ミッレ ミリアレースは、華麗なビンテージカーを堪能する鑑賞イベントだけでなく、精度と完璧を追求した卓越した技術をベースにした極めて過酷なカーレースであることは言うまでもありません。そのスピリットは、「ミッレ ミリア 2016 XL レース エディション」ウォッチについても然り――洗練された究極のデザインと高精度なメカニクスの双方を絶妙に具現化しているタイムピースなのです。

最後に、ショパールは、トランスポーテーションパートナーとして、ミッレ ミリアレースのイベント全般にわたり多大なるサポートをいただいたフォルクスワーゲングループに感謝の意を表します。

mille miglia 2016の会場の様子

Mille Miglia 2016 Photo credits - All race and event pictures of the Mille Miglia 2016 need the following credits : (c) Alexandra Pauli for Chopard

Chopard Official Website  www.chopard.jp
Mille Miglia Official Website  www.1000miglia.it